こんにちは、双子入りの3姉妹を育てている
とりつぃんです!
今回、僕はタイトルの通りコロナウイルスCOVID-19に感染してしまいました。
幸い軽症で済みましたが、備忘録として体験談を記事に残しておこうと思います。
感染発覚
最初に違和感を感じたのは平日の朝でした。
いつもと何も変わらない朝…のはずでしたが…
ん?何か風邪っぽい?
という感じでした。
とはいえ僕にとって、朝起きて何か風邪っぽいことなど、よくあることでした。
念のため熱も測りましたが、平熱でした。
その日が出社日ならもう少し考えたかもしれませんが、在宅でリモートワークの日だったので、何も気にせず普通に仕事を始めました。
しかし仕事を進めるにつれ、風邪っぽさは消えることもなく、むしろ徐々にしんどさが増していきます。
あー、イヤやなぁ。なんか熱出てる感ある…
その日の夜には、ついに38℃の熱が出るほどでした。
そして次の日も普通に仕事だった為、その日の夜は家事も嫁ちゃんに丸投げし、早めに寝てしまいました。
次の日の朝…
超絶悪化していました。
なんというか、熱は昨日の夜と同じぐらいだったのですが、体のダルさが昨日とまるで違う…
実際は38℃台でしたが、体感的には39℃台だろうというしんどさでした。
リモートワークとはいえ、さすがにしんどすぎるので、この日は仕事を休み病院に行くことにしました。
発熱外来
とはいえ、普段お世話になっている診療所は37.5℃以上の熱の患者は診てくれません。
そこで、発熱外来に行くことにしました。
世間知らずの僕はこの時、発熱外来がどんなものなのか知りませんでした。
ざっくり言うと、何らかの感染症が流行しているときに設置される、「通常の患者と隔離された場所で診察や検査を行う場」のことです。
「○○市 発熱外来」などで検索すれば、その地域の市役所や保健所なんかが出しているガイドライン等がヒットするので、どの病院に行けばよいのか電話などで案内してもらいます。
というわけで、僕も家から近い発熱外来がある病院を調べ、そちらに電話をかけました。
予約などはナシで来て頂いて大丈夫です。ただ、入り口で検温しており、37.5℃以上ある方は抗原検査を受けてもらい、結果が出るまでは院内には入れません。検査には1時間程度かかります。その間、待って頂く場所はないので、お車かご自宅に戻って、そこでお待ち頂くことになります。
ふむふむ…わかりました。ありがとうございます!
予約はしなくて良いが、病院に入る為に、検査がいるとのことです。
ちなみに抗原検査が何なのかと言いますと…
PCR検査 | ウイルスの遺伝子を専用の薬液で増幅させて検出する方法。検出精度が高いが結果が出るまでに数時間かかる。 |
抗原検査 | ウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ抗原を検出する方法。検出精度が低いが結果が出るのが早い。 |
抗体検査 | ウイルスに感染すると、血液中に形成される抗体を検出する方法。ワクチン接種によっても陽性が出る |
僕は素人なので詳しくはわかりませんが、ググるとこんな感じの説明が出てきます。
抗体検査だけ少し毛色が違いますが、要は「遅くて高精度なPCR検査」と「早くて低精度な抗原検査」という風に理解しておけば大きく間違えてはいないと思います。
抗原検査
という訳で、抗原検査を受けました。僕が行った病院は、僕の住んでいる地域ではそれなりに大きな病院ですが、入り口の横に小さなプレハブ小屋とテントがあり、そこで抗原検査をしているようでした。
僕が受けた抗原検査のやり方は、インフルエンザの検査と同じく細長い棒を鼻の奥に突っ込まれてグリグリされるアレです。
検査を受けて、しばらく車の中で待っていると、大体40分ぐらい経った頃…
「プルルルル…」
ついに電話がなりました。
「まぁまぁどうせ陰性でしょ」と思いながら電話を取ると、
○○さんの携帯電話でよろしいでしょうか?
はい、そうです。
先ほどの抗原検査の件ですが、陽性となりましたので、保健所からの…
えっっっ!!!
はい。
ですので、病院には入れませんので、ご自宅にお戻り頂き保健所からの連絡をお待ちください。
ご家族も一度PCR外来をご受診下さい。
…はい(´Д`)
…
…
…
めっっっちゃ、淡々と言うやん!!
個人的には、「残念ですが…」とか、もっと間を貯めて「告知」って感じで重苦しく教えてくれるのかと思いましたが、めちゃくちゃ淡々とした口調でスラスラと、説明されました。
まぁ、毎日何人かに言ってるでしょうから、あちら側は慣れているのでしょうね(^^;
こういう感じであっさりと僕のコロナ陽性は発覚したのでした。
ちなみに僕はこのとき、ワクチン(ファイザー製)接種1回目が完了している状態でした。
感染経路
ここで一つ疑問なのが、僕はどこで感染したのでしょうか。
実は心当たりがあって、それは長女ちゃん(4歳)の幼稚園経由です。
実は僕が一番最初に朝起きて風邪っぽさを感じた日の一日前に、長女ちゃんの通う幼稚園でコロナ陽性者が出ていたらしく、しかも長女ちゃんも少し熱を出していたのです。
しかし、長女ちゃんは既にPCR検査を受けており、結果は陰性でした。
ただ、PCR検査も精度100%という訳ではないので、すり抜けたのかなと思っています。
もしくは、長女ちゃんの送り迎えをしている嫁ちゃんという可能性もありますが。
嫁ちゃんはまだ検査をしていないのでわかりませんが、嫁ちゃんも長女ちゃんも二人とも元気です。
ちなみに僕はマジで全く外出をしていません。(したくともベビー達のお世話で出来ないのが現状です)
可能性があるとすれば、週に一度まとめ買いをするスーパーか、配達業者の方ぐらいです。
スーパーはもちろん、配達業者の方から受け取る時も常にマスクしてますし、手洗いうがいアルコールも普通にやっています。
何が言いたいのかというと、どれだけ外出を我慢しようが、気を付けようが、一時の不運によって、コロナに感染する時は感染するということです。
これは、抵抗しても無駄だからみんな外出しようぜ♪とかいうことを言いたいのではなく、
どれだけ用心しても足りることはないので、みんな自分にできる限りの用心をしましょうねということです。
療養開始
という訳でここからは、いよいよ療養中の話です。
1日目
とりあえず、嫁ちゃんにこのことを知らせなければなりません。
どうやって、知らせようか。。。
少しピンときて、
「コロナフェアリー(妖精=陽性)になったよ☆」と、
可愛い妖精の絵文字付きでメッセージを送ってみましたが、まぁこれは普通にスベリました。
家につくやいなや、僕は全身を嫁ちゃんに消毒されました。
わしゃ、ばい菌か!!
というツッコミをこらえ、早々に2Fの寝室に隔離され、会社やらに連絡を済ませ、とりあえず保健所からの連絡を待つことに。
しかし、なかなか保健所からの連絡は来ません。
さて、ここまでコロナフェアリーだとか、必死に何とか嫁ちゃんを笑わそうとしていましが、実際のところはめちゃめちゃしんどいです。熱はそれほどでもないのですが(37℃台後半程度)、熱以上に倦怠感や節々の痛みが辛い。
体感的には39℃台の熱が出てる時のような感覚です。
という訳で、保健所からの連絡は一旦忘れて寝てしまいました。昼食を食べてから夕食の手前ぐらいまでずっと寝ていました。
実際に保健所からの連絡があったのは、夕方の18時頃でした。
(非通知だったので、少しビビりましたが)
保健所の方は「○○なんですぅ~」みたいな口調の若い女性の声でそこが地味に癒しでした。
(オジサンですね、僕も…w)
保健所とのやり取りをざっくりまとめると、
- 僕の体調の時系列ごとの変化について質問された(○日前に熱が出た等)
- 今の僕の体調に関していくつか質問された
- 僕の感染経路に関していくつか質問された
- 家族の体調に関していくつか質問された
- 通常はホテルでの療養を勧めるが、小さい子供がいるので自宅療養を許可する旨の案内
- 体調が悪くなった場合の連絡先の案内
- 体調が良くなった場合、いつ隔離生活を終えられるかの案内
- 毎日の体調を記録するwebページの案内
7と8についてもう少し掘り下げて説明しておきます。
いつ隔離生活を終えられるか
いつ隔離生活を終えられるかは、保健所からの案内によれば、最短でも症状が出てから10日後、かつ症状が消失してから72時間後とのことです。
9/10に症状発現、9/17までに症状が消失した場合は、9/20から隔離終了。
例2:
9/10に症状発現、9/19に症状が消失した場合は、9/22から隔離終了。
(以降、症状が長引くほど隔離が終了するのも後ろに伸びていく)
毎日の体調を記録するwebページ
さて、毎日の体調を保健所側が管理する為、指定されたwebページに毎日体調を管理していくということを指示されました。
早速これが自宅にすぐに届きました。
療養中に注意することをまとめた冊子で、かつ前述したwebページにアクセスする為のQRコードやID No.が載っています。
この冊子の案内に従いアクセスしたwebページがこちらです。(スマホからの画面)
こちらに体温や酸素飽和度、その日の体調などを入力し、保健所の人も監視できるので何か異常があれば向こうからも連絡をとれるという仕組みです。
酸素飽和度?
どうやって測るんだ?
と、思った方へ
大丈夫です!
こんなものも同梱されて送られてきます♪
こちらを使って酸素飽和度を測ることになります。使い方は簡単。この機種は指を挟むだけで自動で電源が入り表示される数値を読み取るだけです。説明書も同梱されてました。
ちなみにこの酸素飽和度ですが、動脈中のヘモグロビンのうち酸素と結合している割合を示しているそうで、最大は100%になります。
僕の年齢の場合だと95~99%が正常な範囲で、95%を下回るようだと少し危ない状態のようです。
結局、1日目の夜は体温も酸素飽和度も測定する元気がなく、日中あれだけ寝ていたのにも関わらず夜もまだまだしんどかった為、そこからまた死んだように寝ました。
2日目
前日に15時間ぐらい寝た気がしますが、2日目もまだまだしんどいです。
ここで自分の症状をまとめてみるとこのような感じになります。
熱 | 37℃台後半 |
せき | なし |
のどの痛み | あり(通常の風邪と同等レベル) |
鼻水・鼻づまり | あり(通常の風邪と同等レベル) |
頭痛 | あり(通常の風邪と同等レベル) |
腹痛・下痢 | なし |
倦怠感 | あり(通常の風邪より少し激しい) |
節々の痛み | あり(通常の風邪より少し激しい) |
味覚・嗅覚異常 | なし |
ありがたいことに、ほとんど普通の風邪と同じでした。熱が高くない割に倦怠感や節々の痛みが、通常の風邪よりも少し激しいという程度でした。
よく聞く味覚異常はありませんでしたし、せきもほとんどありませんでした。
とはいえ、倦怠感はなかなかに辛く、睡眠時間は多いにも関わらず日中もほとんどずっと寝ていました。
というわけで、一日はかなりあっという間に終ります。
また、ずっと寝ている甲斐あって、この日の夜から少し熱が下がってきました!
3日目
この日も朝から熱は低め。
よしよし良い感じ…と思いましたが、今度は別の問題が。
腰が痛い。
ず~っと寝ている為、めちゃくちゃ腰が痛くなってきました。それと同時に熱が下がってきたので、ずっと寝ていることもできなくなり、日中はスマホをいじいじする時間が増えましたが、なんせ腰が痛い…
高級なマットレスが欲しい…
なんとか腰痛を改善しようと少しずつストレッチを始めることにしました。
すると、体がめちゃくちゃ固まってるΣ(゚Д゚)
前屈は割と得意なんですが(調子の良い時は、ぺたーと掌が地面に着くぐらい)、この時ばかりは、年相応のオジサンかと言わんばかりの固さになっていました。。
しかし、負けずにストレッチを頑張っていると、療養生活初めてのお通じがきました。
やっぱり体を動かすと腸も活発に活動するようで、なんとこの日は5回もトイレに…
という訳で、頻繁に布団を抜け出してトイレを往復していると…
熱がぶり返しましたΣ( ̄0 ̄;
それでも夜には少し落ち着く。。
4日目
回復体位による睡眠を徹底することで、腰痛は少しましになってきました。
(回復体位はググればすぐ出てきます。これが医学的に正しいのかはわかりません)
しかし今度は、腰痛に連動してか、頭痛が。(これはスマホの見過ぎもあるかもしれません)
一方で、肝心のコロナの症状はほぼ全て収まっていました。
残ったのは腰痛と頭痛のみ。ただのオジサンですね。
頭痛を改善するために、スマホでYoutubeを見るのをやめ、読書をすることにしました。
またYoutubeではなく、Podcastを聞くことでスマホのブルーライトを目に浴びせないように工夫しました。
- 腰痛⇒回復体位とストレッチ
- 頭痛⇒スマホの画面見る時間を減らす
という工夫でこれらも少しずつ改善させることができました。
最後に~回復した今、何を思うか~
そして、今日が5日目です。
時間だけはあるということで、久し振りに一日でブログをひと記事書き終えました。
今日はもう完全に元気で、ずっと起きてブログを書いています。
「回復した今、何を思うか」ですが、2点あります。
1点目は「なぜ自分が」ということです。
外出や外食など「最後にしたのいつや?」っていうレベルで自粛している自分が感染するのは何か理不尽だなぁと思ったりします。
まぁそれでも、冒頭の方でも書きましたが、これだけ気を付けていてもなるときはなるので、
いくら注意しても注意し足りることはないということを再認識しました。
この記事を読んで下さる方もどうか、いくら注意しても注意し足りることはないということを再認識して頂ければと思います。
自分と家族の身を守るのは自分しかいませんから。
2点目はやはり、医療従事者への感謝です。
僕は今回、がっつり医療行為を受けたという訳ではないのですが、それでも病院の外でコロナの疑いを持つ人々を毎日毎日検査する精神力は並ではないと感じました。
検査時に印象に残っていることがあるのですが、それは鼻に綿棒を突っ込まれる時に、僕がマスクを降ろすと、「鼻だけマスクを降ろして口は隠していて下さい」と言われました。
何も考えず、口までマスクを降ろしていましたが、よく考えれば当たり前です。
だって僕は次の瞬間に鼻に綿棒を突っ込まれて思い切りゴホゴホとむせていましたから。
あの時、マスクを降ろしたまま検査をしていたらむせた時に出て飛沫で検査をしてくれた方も感染していたかもしれません。それぐらいリスクと隣り合わせの現場で日々働くというのは、かなり精神をすり減らすことと思います。
最後に家族への思いを述べて終ろうと思います。
今まで、僕と嫁ちゃん二人で回していた我が家の家事育児は、僕の療養によって、急に嫁ちゃん一人で全てを回さないといけなくなりました。
どれほどの苦労をかけたかは、毎日イヤと言うほど、1Fから聞こえてきました。笑
(僕が隔離されている部屋は2F)
というか、僕の療養期間はまだ終わっていないので、もうしばらく続くのですが(^^;
療養期間が終ったら、嫁ちゃんと家族全員を精一杯労いたいと思います!
嫁ちゃんが頑張った奮闘記はまたいずれ書きたいと思います。
それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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